タブレット学習のメリット・デメリット

最近何かと話題のタブレット学習ですが、良い点もあれば気を付けなければならない点もあります。
動く映像での学習はわかりやすいし、面白いし、便利です。しかし、注意して扱わないと予期せぬ問題が生じてしまうこともあります。私も以前タブレット教材で失敗した経験があり、身をもって知りました。
ただ、あらかじめデメリットを理解しておけばそうなる心配もありません。長所短所を含めてしっかりとタブレット教材を理解しましょう!

メリット

①映像で詳しく解説してくれるから理解しやすい

子どもは難しい説明を受けても理解できません。しかし、紙の教材で理解しにくい問題でも、映像での説明なら理解できる可能性が大いにあります。ウチの子の場合は算数の図形問題がとても分かりやすいと言っていました。このように子どもたちが理解できる可能性を広げてくれることは大きなメリットです。

②学習状況がデータで把握できる

子どもが親の目の届かない場所で勉強していても、どれくらい勉強しているのか、何を勉強していたのか、はたまた本当に勉強していたのかは知るすべがなく、子どもの言葉を信じるほかありません。しかし、タブレット教材を使えば、それらの情報がデータですぐわかります。そのデータをもとに苦手分野を分析することなどもできるので、学習の効率も上げることができますね。

③子ども一人一人のレベルに合わせられる

子どもによって理解のペースは違います。紙の教材では子どものレベルに合わせて教材を選ぶことになりますが、レベルが合っていなかったりした場合は買い直さなければなりません。私もそんな経験が何度もあります。しかし、タブレット学習はいろいろと教材を買いそろえる必要がなく、機器一つで完結するのでその心配はありません。その上、学習状況や結果から、子どもの苦手な分野などを分析し、機器自体が子どものレベルに合うよう問題をカスタマイズしてくれるのです。

デメリット

①専用機器が必要な教材がある

専用機器が必要な場合、それを買ったりレンタルする費用も掛かります。また、解約などで専用機器を使わなくってしまった場合、その機器は今後使い道がありません。
そのようなリスクを避けたいのであれば、手持ちのタブレットやPCに対応している、専用機器不要のタブレット教材をおすすめします。

②子どもがタブレットで遊んでしまう可能性がある

手持ちのタブレットやPCにアプリをインストールする形式の場合、Youtubeなどのコンテンツにアクセスしてしまう可能性があります。インターネットが接続されている以上ゲームなど子どもの興味を持たせてしまうものはいくらでも存在しえます。
また、専用機器の中には、勉強と関係のないゲーム機能の付いたものもあります。ウチの子の場合、このゲーム機能ばかりをやって勉強を全然していなかった、なんてことがありました。

③教材タイプでの違いが大きい

・講師のレクチャービデオを視聴する動画配信型 理解しやすいが反復の練習などがないため定着させるのが難しい。 ・画面上でひたすら問題集を解いていく問題集型 知識を定着させるのには適しているが、解説が浅いため理解力のある子どもでないと学習が難しい。 ・携帯用ゲーム機などを使って学習するゲーム型 楽しく学習できるが、単純な問題ばかりで体系的な学習ができない。 タブレット教材は主にこの3つのタイプに分けられます。子どもによって相性の良い悪いがあるので注意しなければなりません。
例えば、あまり勉強のできない子が「問題集型」の教材を買っても、解けなかった問題を理解できないまま問題だけを解き進めることになってしまいます。そういったミスマッチが起きてしまうことはデメリットの一つです。

タブレット学習をうまく使うコツ

タブレット教材にはメリットもデメリットもあります。しかし、うまく使えばその良さを最大限に引き出すことができます。そのためには、デメリットを理解して、対処することが大切です。

専用機器に関しては、手持ちのタブレットやPCに対応した教材を選ぶことで解決できますね。

子どもがタブレットで遊んでしまうのを防ぐには、先生によるサポートのある教材を選ぶといいです。もちろんタブレット学習は勉強したデータが残りますので、それを親がチェックすることで子どもが何をしていたかはわかります。
ただ、できることなら全部教材に任せたいですよね。先生によってカリキュラムを組んでもらっていれば、その通りに進んでいないとすぐにわかりますから、遊んでしまうことを防ぐことができます。

教材タイプに関しては、最近注目されている組み合わせ型の教材を選ぶといいです。組み合わせ型とは、問題集型をベースにしつつも解説は動画でわかりやすい、またゲーム型をベースにしつつも問題がしっかりと組み込まれている、などといった従来の教材タイプを組み合わせてそれぞれの欠点を克服したタブレット教材のことです。
理解力のある子どもであれば、問題集型を使っても問題ありませんが、そうでないなら組み合わせ型を選ぶことをおすすめします!

タブレット学習の基礎知識

調査概要

  • ・対象商品:すらら(https://surala.jp/)
  • ・調査内容:保護者が選ぶ タブレット教材 第1位
  • ・調査方法:インターネット調査
  • ・調査期間:2020年4月13日~14日
  • ・調査概要:タブレット教材10商品を対象にしたサイト比較イメージ調査
  • ・調査対象:全国の20代~50代の男女(小学生~高校生の子どもを持つ保護者の方)1039名
    ・アンケートモニター提供元:ゼネラルリサーチ